身体の動きが教えてくれる、肘の痛みの原因。

グループセッションに来られる40代女性。

剣道を一生懸命にされています。少し前に剣道の稽古が増えてハードにされていた時期の後くらいから、右肘の痛みに悩まされていたようです。今日のセッションの前に、初めて話してくれました。

まあ、それはそれとして、いつも通りのグループのプログラムが始まり、少し注意して動きを見てみると、右脚の動きになんらかの異常というか無駄な緊張のようなものがあります。腕を動かす運動の時には、肘に痛みの出るような動きはしませんが、少なくとも余り異常のようなものは感じません。

グループセッションが終わり、肘の痛みを尋ねても特に痛みは変わりません。本人が気にしているようなので、急遽パーソナルの15分の調整セッションをすることになりました。

肘の痛みをモニタリングしながら、右足の第四趾。第五趾あたりを触れると痛みがやわらぎます。さらに調べると踵の外側まで広がっていました。念のための脈診でも、右下半身と左胴体に反応がありました。

左胴体を調べてみると左胸骨鎖骨あたりから背中、横隔膜左側、左仙腸関節のあたりまでぼんやりとした異常がありました。

足の異常を感じてもらいながら少し動かし、左側の異常も左ハムストリングの緊張を取り、左腕の手首、肘の調整などである程度解決すると、ほぼ痛みはなくなりました。

大雑把ではありますが、グループセッションの動きの段階で、ある程度の異常は感知されていたということになりますが、身体の動きは、まったく関係ないと思われるような動きでも、サインを発していることはよくあります。右肘だから、その周辺が問題か?ということはまったくなく、ヒントは普通の身体の動きが教えてくれます。だからこそいろいろなことに応用できるんですね。

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