動きの最小単位3:相手の動きにくさが移る

頻繫にではありませんが、定期的にパーソナルセッションを受けられる方ですが、この方は、ご自分で演奏されるだけでなく、後進の指導もされているようです。

今日の訴えは、数日前から右股関節の痛みを感じ、今現在は違和感を感じるということでしたが、そのきっかけというのが、その演奏指導だったというのです。

その方が、先日フルートの演奏指導されるほうの方が、どうも股関節か、脚かが痛いというので、ずっと座った姿勢での演奏指導をしていたそうです。当然、指導側も座ってやるのですが、相手が吹きにくそうにしているのを感じつつ、指導していたというのです。

それをきっかけに股関節が痛くなったということでした。

股関節の違和感自体は、右肋骨後ろ側からの影響が最も大きいようでした(左手、左腕なんかからも影響がありましたが)。その肋骨の状態に影響を及ぼしていたのが環椎後頭関節の前面から頬骨あたりで、そこらへんの動きをよくすることで10分くらいで解消しました。

それはそれとして、興味深いのが、相手の違和感が自分に移ってしまうという現象です。指導する側とされる側、フルートを演奏する技術ということではあるていどの共通認識はあっても身体の細かいところはわからないはずです。

これを氣のせいとするか、やはりある、と考えるかでも変わってきます。

施術家の人なんかにも良く言われる現象ですよね。

私自身もやはり、はっきりとはわかりませんが、これってそうなんかな~と感じることがあります。

いわゆる共感というか波長のようなものが同調して起こっているわけですよね。こういう影響を受けないためにはやはり指導者として、自分自身でリセットなり、シャットアウトなりができる能力が必要かもと思います。一方で、こういうことが理解できればまた解釈が大きく広がることになります。

つまり、そういったものは情報として良くも悪くも無意識的に伝わってしまうということがリアルにわかると世界が広がるということです。

そう、これまでのブログでも話題にしてきた動きの最小単位の話です。

実は、自分以外のどこかからもらった「無意識的な情報」が動きの最小単位だったりするんじゃないか?ということです。

それは他人だったり、場所やモノだったりと考えればどうでしょうか。

実はいわゆる「パワースポット」や「氣」の存在みたいなものもこういう類に入ってくると考えると意外に納得してしまいます。科学的にもある程度分かっていて一般的によく言われるのは磁場・電磁波や放射線、赤外線なんかですが、ある意味視覚情報、や臭覚からの情報、もっと一般的な熱なんかも触れることなくして感じる情報です。

あるいは、なんかスピリチュアルの世界ではかなり昔から「引き寄せの法則」みたいな感じで言われてたりします。ある意味当然のことかもしれません。

他にもわかっていないけど、身近にある「情報」って結構ありますよね。「雰囲気」なんか最たるものでしょう。

ただこういうものはある本で読んだからといってそのまま信じるというのではなく、参考にしながらやはり実際に自分で検証して感じて納得するものではあるので、話半分に聞いていただければと思います。

でも、なぜこんなにもみんなマスクをするの?

科学的にははっきり言って予防効果と害などについてはこんなにも賛否両論あるのに、ほぼ90%以上の人がしていますよね。賛否両論あるなら、実際の人々の行動は半々くらいでもいいですよね。

よくよく行動や感情・世に出ている情報を第3者的な自分によって検証してみると面白いと思います。

こんなにも行動や、もっと細かくいけば人の動きっていうのは目に見えない情報によって左右されているということを、本当の意味で気づくことが大切ですね。

そういう意味で、シャットアウトとはいかなくても、いつもいい状態、リセットされた状態を保つことが大切なんですね。私自身もどうやってそこら辺を磨いていくかもまだまだはっきりとはわかりませんが、それでも一つ思うのは自分の身体を練っていくことだろうと思っています。

「身体を練る」っているのは、単に身体を動かしたり、トレーニングすることも関係はあるように思いますが、ちょっと違うところは、やはり「感じること」をもっと重要視するところかなと思います。

感じることと動くことは切っても切り離せませんが、感じることに重点を置くことで全く世界は変わります。

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