アナログレコードの情報量と動きの情報量①
いろいろな情報がデジタル化されて、非常に便利になった昨今。
特に音楽の楽しみ方は僕らが10代のころと、20代になったころで大きく変化しました。
レコード、カセットテープからCDへほとんど移行したからです。
それからどんどん進化と言うか変化を遂げてMDなどが出現、
さらに今ではiPodや携帯などにダウンロードして、どこでも音楽が楽しめるようになりました・・・
でも、なかなか私の場合、そういうものになじめません(-_-;)。こういうのをおっさんと言うのでしょう(笑)。
さて、そういう時代にあっても、
最近ではアナログブームとやらで、レコードも見直され、大きなCDショップなどではアナログレコードも見かけますし、アナログレコード専門店も増えたような気がします。「これ持ってる~!」とかなんとか言って、なんとなく鼻高々~(笑)。
また、前置きが長くなってしまいましたが・・・・
さて、ここで突然問題です。
アナログレコードも回転数があり、同じLPのサイズのレコードでも33回転と45回転ではどちらが、音質がいいと言われているでしょうか?
はい、45回転と答えたあなた! 大正解!
さて、これはなぜでしょうか?
オーディオに詳しい人なら、簡単なことでしょう。
レコードはデジタルに比べるとその録音は非常に原始的です。
簡単、あるいは乱暴に言えば、音の振動をほとんどそのまま刻みこんでいるようなものです(以下、あまり詳しい専門的な突っ込みはなしでお願いしますね(笑))。
その溝の振動をレコード針が拾います。
昔理科の実験でやりましたが、コイルの中で磁石を動かすと電流が起こります。この原理(だと思います)をそのまま、針を伝ってカートリッジの中で、電流に変換するというような仕組みです。
変換の仕組みもカートリッジによって違います。MM式(ムービングマグネット)、MC式(ムービングコイル)とあり、この方式の違いによる音質の違いをマニアの方は楽しんでいるようです。音の入り口ですからかなり大きな差になるようです。
また余談が多くなりましたが・・・こんな感じでおおむね合っていると思いますが、違ってたらすみません(笑)。
さて、いずれにしても、45回転なら、1秒間にレコード針がレコードの音溝をトレースする距離は33回転よりも長く、その分、単位時間あたりの音を刻みこむ情報量がより多い、イコール音質が優れていると言うことになります。
より詳しく言えば、円周が大きい外側の方が、小さい内側よりも長くなるので、単位時間当たりの情報量が多いということになります。
具体的には、音溝の間隔や角度に余裕ができ、微妙な音まで忠実に音源を再現できる、音のひずみなどが減るということだろうと思います。
ここで、動きについても考えてみましょう。
ある関節の一部分の単位時間あたりの動きに、何も考えず、ほとんど自動的に動かすのと、色々な情報を入れ込んで意識しながら動かすことを比べてみます。
そういった運動を長期間続けたとしたら・・・・・
大きな差になっているということは容易に想像できます。
さて、次回は動きの情報量について考えてみます。