心も体も磨く

6月に入りました。6月からは、よりたくさんの高齢の方々の指導の仕事が増加します。

また10代の指導も少しづつ入っています。

高齢の方々は身体の基礎的な部分が崩れてくる年代、10代の子どもたちは、これから基礎をより作り上げていく時期。

もちろん20,30,40歳台が完璧なものなのかといえばそうではありませんが、その個人の中でいろいろなことが最も充実してくる時期とはいえるかもしれません。

さて、ここで言う基礎とは通常の運動でよく話題に上るような単なる肉体的な筋力・筋膜・運動神経といったものだけではなく、ボディーイメージや自分に関する気づき、皮膚感覚を含めた感覚、心理的なものに関連する動きなど非常に微細かつ多岐にわたり、少し大げさな言い方かもしれませんが、人間全体としての基礎です。

我々のような身体動きの基礎部分にフォーカスする運動指導では、もちろんすべてに対して完璧に、とはいきませんが、こういったことになるべく包括的な視点に立ってアプローチしていクことを理想としています(あくまで理想です笑)。

したがって、筋力や柔軟性など客観的にわかることは全体に対してごくわずかで、その人にしかわからないことって実は本当に多いのです。

ますはそれに氣づいてもらうことが第一歩です。そして自分で自分を観察することを学んでもらうのです。

運動指導と書きましたが、「指導」という一方的なニュアンスではなく、より「相互理解」が効果となって表れるように思います。

そう言う意味では、上に上げた年代の方々はより共通点の少ない方々で、指導する側としては難しい課題です。

あくまで人間全体として向き合っていくことになるので、指導する側としては、指導者としての自分を「作る」より、なるべくありのままで向き合う必要があります(できている、出来ていないは別としてですが、笑)。

自戒を含め、自分の未熟さもすべてをさらけ出すつもりで、指導を通じて自分自身も磨いて行きます。

是非一緒に磨いて行きましょう!

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