病院での運動指導。呼吸も立派な「運動」です。

水曜日はやはり雨のため毎週恒例のランクラブは中止。

しかし、広島市内の病院併設の健康増進施設での運動指導はしっかりやってきました。

今日から始まるピラティスからインスパイアされ、その他のボディワークを参考にして独自に考案した30分のグループ指導プログラムの「呼吸操体法」の初日でした。

対象の方々はほとんどが70代以上。

まさに呼吸は生きる基本。

ご存じ生命維持に必須のガス交換、PHの調節、自律神経とのかかわりなど、生理学的に重要なだけでなく心理的な気分にも直結します。

そしてもう一つの重要な側面としては運動としての呼吸。

呼吸も立派な「運動」です。

筋肉だけで言っても、直接的な関連の頭頸部、肩甲帯、体幹、だけでなく全身にかかわりがあり、まさに人間の、いや、地球上に生きる生物として身体活動にはすべてこの呼吸なしには存在していないといっても過言ではありません。

まさに、"NO BREATHING, NO LIFE."

また呼吸と一口に言っても、随意運動としての呼吸は、さまざまな様式やバリエーションを付けることが可能ですが、たいてい骨格筋系の制限などにより、ワンパターンな呼吸しかできなくなっていることが多いのです。

呼吸を様々な様式で行ない、さらに少しづつ身体の動きを注意深く組み合わせ、呼吸と動きの関連を認識することにより、その制限をより少なくし、呼吸への意識を高める。

その結果、動きの自由度も快適さも改善して、さらに高度な運動や身体活動、トレーニングへと移行しやすく、かつそのトレーニング効果を上げやすくする下地にしたい!というのがこのプログラムの目的です。

しっかり効果を出せるよう、トレーニング指導をする方々と共同していきたいと思っています。これからもガンバッテいきます。

受講されている方々の、日ごろの意識改善にも役立ってほしいものです。

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