いつも動くと痛む不快な肩と腰の痛みが、同時に、しかも一瞬にして消えた!?

今年から、縁あって、とある病院で週一回運動指導をしております。

ありがたいことに、その病院院長先生は運動に理解があり、「この人は伊藤さん(私)に運動指導をしてもらったら?」ということで患者さんをいつも何人か紹介していただいています(笑)。

その中のある70代の方。いわゆる高脂血症などの内科系疾患もあり、少しウエイトコントロールも必要な方。

しかし、運動にはやや消極的で、動くと痛む右肩と左の腰(仙腸関節の上部あたり)が気になり、あまり動く気にもなれないよう・・・

ということで、まずは「痛くなる動作を教えてください」といって教えていただきました。

腰の方は立った姿勢から、膝を折り曲げて少ししゃがむ程度でも痛むということでした。

肩は座っても立っても腕を頭上に挙げようとするとき、やはり顔をしかめて痛い様子。

そのしゃがむ動作を見て、少しピンときました。そこで・・・ほんのちょっと足首の使い方の意識を変えていただきました。見た目的にはほんの5ミリくらい。

それから、またその意識だけはそのままに、同じしゃがむ動作を行いました。

「あれ??痛くない!!」・・肩の方もそのまま腕を上げてもらうと、「こっちもいたくない!!」

そのまま2人で大笑い!「なんで???」

そこではプライベートセッションはなく、施設管理もふくめてやっていて、一人を集中的に見ることはできないので、ほんの短時間でのできごとです。

その後、足首をほんの少し動かすエクササイズをゆっくり、小さく、しかも微妙な力で、かつ正確に動かすことを少しお教えして練習してもらいました。

これも本当に短時間。

「それだけで汗がでますね!」という感想でした。まさにそれを狙ってたんですが、そこから少しづつ体をうごかすことの本当の良さ、気持ちの良さを発見していただければ、あとは本当にエクササイズへと入っていけそうです。

ほんの少しの意識の積み重ね。年を取るほどに重くのしかかってきます。若いうちは「ちょっと重いな・・」「凝るな・・・」程度ですが、何年も積み重なると本当につらい痛みになるものです。

スポーツのトレーニングやパフォーマンスも同様。こういうことを意識できるか否かがトップ選手と平凡な選手を分けてしまいます。
少しでも上を目指すなら、トレーニングと同様、意識も磨いていく必要があります。

しかし、自分ではなかなか気づけないもの。そして意識は目には見えないため(一定の訓練をつんだ人が見ればわかるのです)、なかなか、「そんなことでよくなるはずがない!」と思われがちです。

しかし、トレーニングやスポーツ競技をしっかりやりこんだ方や、そういった感性も鋭いものをお持ちのすばらしいトレーニングの指導者はたくさんいらっしゃると思います。そういう方ならすぐに理解できると思います。

そして、私はどちらかというと、その、身体の意識そのものに専門的にフォーカスしてアプローチします。またそのような指導者はまだまだ少ないのが現状です。

トレーニングとの統合をめざして、もっと勉強し、もっと広めていきます!

こういった微妙な感覚をもっともっと知りたいという方は、トレーニングに取り入れたいというチーム、もしくは団体の方は

IT'S ITO'S PILATES !!!のセッション、またはご連絡を(笑)。
また補足的な情報は私(伊藤喜昌)のFace Bookページ、もしくはIT'S ITO'S PILATES !!!のFace Bookページでいろいろな事例や活動をご覧いただけます!↓

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