ピラティスのマシン(エクイップメント)の意義
ピラティスのマシンというか、器具(イクイップメント)は、私個人の解釈としては
基本的に身体にいろいろな方向から、あるいは様々な種類の感覚の入力をして動いてもらうことで、氣づきを高めるものです。
イクイップメントを使うことで、一つの動きでも、違った観点で動いたり、イメージを変えることができるという幅が生まれやすくなり、結果として身体が自由に効率的に動けるヒントになります。
マシンといえど、それはそれであくまでも一つのヒントでしかないので、その広がりはある意味無限ということにもなりますし、その解釈次第で劇的な改善を生む効果を得ることができる一方で、良くて単なる筋トレ、悪くて痛めてしまう結末に終わる可能性もありますので、それはトレーナー個々の力量に大きく左右されるものとも言えます。
ピラティスのマシンは原始的で、個性的で、私自身、個人的にすごく好きなので、あのマシンもあったらいいな、この道具もいいなと思いますが、それはあくまでも私の趣向です。
トレーナーとしてはクライアントといろいろなところ、いろいろな条件でセッションをして、いかなる場合も最大の効果を出していきたいので、
マシンがあろうとなかろうといろいろな視点からイメージを与えることができることが理想だと思っています。ですので、マシンありき、マシン頼みの指導はしないと決めています。
あくまでも身体の無意識の要求を傾聴するというのがセッションの基本です。