東京出張

年が明けたと思ったら、あっという間に3月になりましたね。

つい昨日(2月26日㈰から28日㈫夜遅く)まで出張に出ていました。

前回のブログでもお知らせしたように東京、トータルフィットネス (tfc.tokyo)の本橋先生が世話人として開催させてもらったリアル&オンライン勉強会をするためです。そして、それに伴って東京近辺のセッション希望が数名あり、その方々のセッションをすることと、さらにこのタイミングで逗子の声楽のコラボセッションの申し出もいただき、非常に忙しい出張となりました。

ほぼコロナも明け、今年初めてのリアルセミナーで、参加者も非常に少なかったのですがそれはまだ私の力不足として、やはりこれまでの考えをよりまとめて、今の時点の集大成として行いたいと思いなんとか開催にこぎつけられ本当に良かったです。

今回オンラインも同時にやるということで、より分かりやすくするために、講師と全く関係のない、忖度の起こりえない被験者が欲しいということで、今回、埼玉・志木市でピラティススタジオをしている長尾 知香 | Facebookちゃんに被験者を紹介いただき無事開催できました。初対面の方もいるということでより緊張感のある勉強会ができました。

さて、内容ですが、他人の身体の状態をより詳しく把握するためにはやはり自らが動いてみて、小さな差異を見分けられるということが重要です。日々身体を動かしているようなトレーナーでさえ、意外にも自分の身体の内部への気づき、あるいは小さな差異にそもそも興味が少ない人も多いので、やはりこういう機会は大切だと思います。

自分は他人とは違います。他人の感じている身体のことを何もなしで、一発で理解するようなことは普通の人間には基本不可能です。でも我々のような人に教えたり、施術したりというような仕事では、それをなるべく早く情報を集めるというのが不可欠だと思います。その理解をするときには、単に「人の痛みのわかる」というような道徳的なものも大切ですが、人の意識・無意識をある程度知る手がかりを見つけ出す技術というか心構えのようなものが必要なんだろうと思います。そのためには、ちょっと表現は難しいですが、「自己を拡張する」ということが重要なんじゃないかなと思っています。

「自己を拡張する」とは、いいかえれば「主観を育てる」ことなんですね。

主観を育てるには、やはり「経験」が一番なんです。でも単に経験するだけではなくて、経験して、それをいろんな角度から見て、どう感じたか、どう分析したか、そして自分自身の固定観念や問題意識と組み合わせて関係性を整理するということをして初めて意味がある肥やしになるように思います。時には自分の構築してきたものがぶっ壊されることもありますが、そうすることによってはじめて自己は拡張するんじゃないかと。

そうして初めて自分の意識が他人のところまで届いて、それが効果的なセッションにつながっていくということになるんじゃないでしょうか。

私の場合は幸いにして、早い時期にぶっ壊されるというか、自分の理解をかき回され、混乱する経験があってここまで来たので、今でも混乱したりすることがありますが、ちっともそれが苦ではありません。むしろ新たな課題が見つかって楽しいのです。

それをいつも伝えたいなと思っています。

今回も何回かセミナーに来てくださった方も、たまたま来てくださった方もすごく喜んでくださったので、やはりやってよかった!と充実感に浸っております。

セミナー後はお約束の宴会で締めくくり楽しかったです!でも食べすぎました(笑)

本橋先生、よりよいセミナーにするために力を貸してくれた(1) フィジオ・スタジオ axis | Shiki-shi Saitama | Facebookの長尾ちゃん、本当にありがとうございました!

さて、このあと次の日も先ほどにも述べた志木のスタジオに訪問し、さらに声楽のコラボセミナーにも行くことになります。続きは次回。

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