顔面の皮膚と動き

顔面の皮膚
お年よりの方で、身体の緊張が高い方は結構な確率でいらっしゃいますが、
そういう方の首から上は特に動きが悪いことが多いですね。
チェックポイントはいろいろありますが、さらに顔面の皮膚を触ると、分厚く感じます。
皮の厚さって言っても、本当に皮膚が厚くなっているかというとそうではないんだろうと思いますが、
あの感じはだれでもパッと触った瞬間わかると思います。
頭皮というか、頭蓋骨というか、頭蓋骨の表面の薄い筋肉か、そういうところもカチカチ。
ただ、おそらく運動指導をしている人はそれが通常の動き、運動とどう関係があるかを多分想像もしていないかもしれません。
見ようとしなければ、全く無視されてしまう部分でもありますね。
さて、話は戻って、そういう方の表情を思い浮かべると、若干乏しい感じもしないでもない。
表情が乏しい、とくれば認知症なんかを思い浮かべますが、もちろんそこまではいっていません。
ただ脳の機能の衰えは他の人より確かにあるのかもしれません。
脳の機能といってもいわゆる物忘れや計算能力、状況判断などの表面に現れる一般的な認知だけではなく、運動や知覚とその処理全般、自律神経などの座ですから、どこが著しく衰えていてもそうなる可能性は否定できませんね。
このあたりにアプローチできると「姿勢が立つ」「気分がスッキリした」とか「目が何かよく見える気がする」とかいうことも
先日もめまいの方がいらっしゃいましたが、病院に行って三半規管、脳MRIなど異常なかったといわれていました。その方は年齢は行っていますが非常に活発で身体の緊張も大してなく、若々しい方でした。
先に上げた例とはちょっと違うパターンですが、しかし、首から上、さらにいうと上あごから上の意識、そこらへんの問題が疑われる例でした。
考えてみれば、当たり前かもしれませんが、顔の皮膚、上位頚椎、アゴ、目などは本当に全身に状態につながる部分ですね。
でも特に皮膚の状態なんかは、手で一瞬で感知できます。そんなものを機械で測れるのかな?はかろうものならとんでもない時間と手間です。
人間の感覚のすごさを改めて感じたことでもありました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です