80代女性の脚力

80代女性の脚力
呉にはよくありがちな坂の上の家で、毎日、何段もの階段を上り下りしておられます。
背骨の圧迫骨折を患って以来、姿勢が崩れ、腰痛があったり、筋力が落ちてきたということで、ウチに通われるようになりました。

確かに筋力の衰えは否めませんが、

やはり毎日階段の上り下りをされていることもあり、結構元気です。

おそらく心肺機能もかなりお若いんじゃないでしょうか。

さて、筋力の衰えといっても、強いところ弱くなってしまったところの濃淡が大きいということです。

階段の上り下りをしていて脚力は大丈夫と思いがちですが、脚力の中にも強い部分弱い部分が混在してきています。

強いところはどんどん緊張し強くなり、弱いところは弛緩しっぱなし。

全体としては弱る。

バランスもとれにくくなり、転倒もしやすいでしょう。

こういう場合、普通に筋トレをしてもこの濃淡は解消されにくいんです。

体重のかけ方、力の入り方そのものの信号自体が誤作動を起こしているからです。

姿勢の崩れや腰痛もいろいろなところから影響を受けてますが、脚だけを見ていると右足の影響が大きいです。

どういう風な誤作動を起こしているか、本人の感覚で確認しながら、セッションを進めます。

せっかく階段という運動器具があるわけですから、その濃淡をどのように解消して、筋力の濃淡をリセットしていくかについてやっていきました。

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