妊婦さんの腰痛。

妊娠5か月の30代女性

 

安定期に入った妊婦さんですが、座り仕事が中心で、特に立ち上がる時に右腰から、脚にかけて鋭い痛みが出るようになりました。

 

 

ウチのかつての常連さんのご紹介ですが、本人様はなかなか一歩が出なかったようです。

 

もちろんそれは当然。ウチは基本、ピラティスやトレーニング、運動指導屋ですから(笑。

 

でも、どうにも腰の痛みに変化が見られないのでウチに来られることになりました。

 

私自身も、女性ではありませんし、当然妊娠経験もありません笑)。

 

一応、運動指導上の基本的な知識(安定期の軽い運動は特に問題はないことや、運動時に取らないほうが良い姿位など)や、経験上、運動も影響の少ない小さな動きで構成して何とかなるかもしれないなという勘のようなものはありますが、仕事でも妊婦さんをほとんど見たことはありません。

 

しかも今回は腰痛のある妊婦さんということで、問い合わせがあった時には、こちらも積極的にお勧めするようなことはせず、一応、お医者さんであまりよろしくない動きや禁忌事項を確認してからお越しくださいと事前にお話ししました。

 

その方も助言を素直に受け入れて、お医者さんに相談してからお越しになりました。

 

一般的に、

妊婦さんの腰痛はよく聞きます。

 

お腹が大きくなることにより重心が変わり、体重も急激に重くなりますから、母体には大きな負荷がかかるから当然です。

 

また、妊娠中の女性は「リラキシン」というホルモンのせいで関節が緩くなるのは良く知られています。

 

関節がゆるくなったところにそれが変な方向に動いてしまったり、動きすぎたり、今までにない負荷がかかってしまえばやはり痛みが起こるのはやはり、当然といえます。

 

もちろん、他から来る影響の可能性も考えたら、考えれば考えるほどきりがありませんね。

 

さて、今回は体の調整を主として、首回り、肘、手首、ひざ、脚のあたりの調整とその運動で約30分のセッション。

 

調整自体は15分もかかっていません。

 

姿勢は、立つか座るかです。

 

腕を上げたり、胸を少しだけ動かしたり。

 

最後は少し座り方、立ち方の指導と、足先の運動。

 

それに伴う体の楽さの違いについて実感してもらいました。

 

もちろん腰や骨盤は全く触りません。

 

コアや体幹筋力のあるなしも直接の関係はありません。

 

でも最後には、脚も思い切って動かせるようになり、

もっと早く来ればよかった!

 

と喜んでくださいました。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です