小さな基礎的な動きの意味

動画はこちら→小さな動き

大きく動く、たくさん動く、力強く動くということに相応の意味があるように、小さく、力を制限して動くことにも別の意味があります。

必ずしも大が小を兼ねるということが当てはまるわけではありません。

むしろ小が大を含んでいることが多々あります。

...

ある部位が鍛えられれていることと、あるいはある部位の柔軟性があることと、その同部位を動かすことは全く違う要素です。

要素が違うんです。

さて、この動画のような動きでも、単純な小さな動きで全額面だけの動きのように見えますが、動きの面だけで考えても、全ての面(全額面、矢状面、横断面)すべての要素が含まれています。

横断面の回旋といっても屈曲や伸展、側屈がやっぱり混じってくるのが普通です。

純粋な回旋なんてあり得るんだろうか?

この動画では股関節や腰椎の動きだけでなく、もっともっと広い範囲の部分が関係しています。

立位だから?

そんなことはありません、寝てやろうと座ってやろうと、重力に対する条件が変わるだけで、やはり全身が関係あります。

人間の体は基本的に3次元です。どんな動きであろうとも一面、一部位だけで見るのと3次元同時で見る、全身で見るのとでは全く結果が違います。

だからと言ってサーカスみたいな動きをすればいいわけではありません。

サーカスの団員や、そういうのが好きな人にはいいかもしれません。当然インスタ映えもしますけどね。

でもそんなことを目指しても、不可能ではないにしても運動の本質的なものはほとんどわからないでしょう。

さらに、ここの柔軟性を見るのはこのテスト、ここを鍛えるのはこの種目、あの種目、もちろん正しいと思います。

でも種目やテストを覚えるばっかりではあまり能がありません。いちおう知っとくってことは大事でしょうが。

つまり、一挙手、一投足、ひと呼吸である程度大体の評価ができるようになりたいものです。

ということで、まだこの動画の選手もしっかりしたいいトレーニングも積んできてますし、さらにこの動きから見ても、まだまだ伸びしろはたくさんあります。

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