腕から体幹への繋がり
腕からの力のつながりとゼロポジション
先日のランニング:上半身と体幹の使い方のワークショップでもこれを基本の基本として力の繋がりを実感していただきました。
普段、私たちは、自分の腕を隅々まで意識できていないということが理解していただけたと思います。
例えば、腕を横に約90度外転(体の両側に広げる)した態勢をとります。
事前にその態勢で腕のゼロポジションをデモンストレーションしたうえで、さらに細かく説明もしたとしても、
ほとんどすべての人が、その態勢をとるのは大変難しいと感じるでしょう。
でも、この状態なら、腕に上から抵抗をかけても横からかけても対応できますし、痛みも起こりにくいはずです。
腕には、大まかに内側、外側、前側、後ろ側のラインがあります。
ラインと言う訳は、単に筋肉だけを意味しないからです。
もちろんはやりの筋膜だけでもありませんよ。
皮膚、筋膜、筋肉、骨、神経、血管すべて含んでいるでしょう。
これらのラインが均等な長さで筋肉も均等に働いている位置です。
さらに言えば、これらが、首、肩甲骨、胸郭までつながります。指先の動きとも大いに関係します。
これを意識しながら腕を動かすと、骨盤、股関節、さらに下肢へと、上半身と下半身の動きと力のつながりが非常によくわかります。
呼吸との関連も非常によくわかります。
また、負荷を使わずとも結構な運動になります。
本当の意味での腕の筋肉のエキセントリックな働きを理解できます。
いつでもどこでもできますので、腕や背中の引き締めにも非常に効果があると思いますし、同時に上半身が軽くなるでしょう。
ここから、いろいろな動作に繋げていくことができます。
基本の基本なのです。
本当にご自分で実感したい人は是非イトーズ・ピラティスへ!!