基礎の基礎

最近、子供があまり勉強が得意でないので、久しぶりに子どもに勉強を教えることをしました。なかなかうまくいかないもんです(;^_^A 

その昔、中一になってすぐ、小学生気分が抜けず、テスト期間で授業が少ないことをいいことに遊び惚けて、運悪く親にテストの答案を見つかってしまい、あまりに悪かったもんだから、無理やり勉強させられたのを思い出しました。

とても嫌でしたが、それをきっかけに何とか落ちこぼれずに済んだということがありました。

さて、そこからのつながりで、今日のテーマは「基礎」についてです。「動きの基礎」ってよく前々から大事です、って話は良くブログでも書きますが、今日は英語の勉強からちょっと紐解いてみたいと思います。

知らない人もあると思いますが、高校卒業後に最初に専門的に勉強したのは英語学です。

高校も半ばになるとどんな勉強をしたいかを考えるようになり、最終的に英語を選んだのは、

洋画がめちゃくちゃ好きだったということもあるし、陸上競技で国際大会に出られたら(妄想でしたが)英語くらい喋れないとなーとか、字幕なしで映画がわかったらいいなーとか、男子校だったので外国語学部は女子が多い!というほとんど単純な発想です笑。

で、外国語学部に入学するのに受験で一番やはり大切なのは英語ですよね。

私の場合、基礎の基礎というのが重要だと人生で初めて実感したのは、高校の英語の勉強でした。

高校2年の終わりくらいまで、それまでは教科としての英語は好きでも嫌いでもなくまあまあな教科でした。

これをどのように得意教科にするか・・・高2から高3になるまえの春休みにいろいろ考えましたが、よし!一冊の問題集を3回やろう!と決心しました。分厚い問題集は絶対挫折するので、B5サイズくらいの薄っぺらい文法の問題集を選びました。

確か、30日完成の高校ⅰ基礎英語とかなんとかいうもので、中学から高校の文法がこれ一冊で網羅されている問題集で、見開き2ページ分が一日分になっていて、それが30日分あるものでした。

それを問題から答えまでを自分でノートに手書きして、答え合わせをして、終わったらまた同じように最初からその問題を新しいノートに書きうつしてまたやるということを、それこそ3ヶ月間やったと思います。

その結果、模擬試験のような場でも、基本的に文法やイディオム、英単語の発音などに関しては、出題者はどういう単元(例えば助動詞や現在完了形など)の何を答えさせたいのかという問題の意図までをほとんどわかるようになっていました。そうすると、いわゆる応用問題にあたる、長文読解や英作文の勉強なんかまったくやっていなくても、基本的に文章の文法をたどっていけば、作文もできるし、わからない単語はおいといても、何とか答えられるようになるのです。また難しい単語を知らなくても、よく似た意味の基礎的な英単語を使って表現もできます。

これはやっぱり当時の私にとってはかなり画期的な体験でした。

あんな薄っぺらい問題集(多分5ミリくらい)でも、隅々まで理解すれば、英語の難しい問題にも立ち向かえる!と妙な自信につながりました。

これ本当に人の動きを理解するってことにも相当あてはまるんですよね。本当の意味での基礎を理解したときには、それはいろんな活動に応用できるというところも本当です。

でも、もちろん大学受験の問題のように問題集をやれば、教科書を徹底的に読めば基礎が身につくかっていうと、そうではないところがミソではありますが。

さらに英語の基礎と動きの基礎の関係を、次回ももう少し、さらに突っ込んでいきたいと思います。

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