目の運動不足?(過去のFB投稿より)

過去のFBに投降して内容の濃いもので、ブログにはアップしていなかったものを偶然見つけました。

ここにアーカイブしていきます。

勉強会のために書いた投稿で2022年の9月に投降したものです。

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目の運動不足?

基本的にパーソナルセッションでは、セッションのはじめに、5から15分程度、動く前の全身状況の見極めと調整を行います。

これで当日の体調や筋バランス、痛みや不快感の有無、圧痛の確認など、を行い、毎週来ているような方でもこれは日々違います。

一か月や、半年に一回といった長期で数値にするような可動域テストやバッテリーテストのようなことは、その必要がない限り行いません。

モチベーション・運動継続にはにはいいですが、数値が先行してしまうことで無理が生じてしまうことが多々あるからです。

また、ビジネス上の形態と大多数の顧客の行動パターンに合わないということもあります。

ですから、毎回毎回緻密なテストをごく短時間で行う必要があります。この全身状況の見極めがテストでもあるということです。

日々刻々変化する身体とどう付き合うか。どう変化をとらえるか、そしてその変化にどう対応するか、そこが肝心です。数値で計測できることはほんとにごくわずか。ですから、IT’S ITO'S PILATES!!!のセッションは最初の5~15分にエッセンスが凝縮されています。その最初の15分の目的は

①自分の身体に意識を向け、動く前の心理的な準備

②気づかない部分に意識を向けてもらう

③意識を向けることで身体を温める効果

④日々の疲れをとったり、動くための前提条件である全身の筋バランスを整える

⑤全身の関節と筋肉の可動・稼働の状況の確認(テスト)その内容で、その後の大まかなセッションの内容を決めていきます。

グループセッションと違って、事前に決まっているプログラムはほとんどありません。計画は計画を必要とする人にしか計画しません。その人のニーズによります。でもやっぱり日々の変化をとらえるのが最重要です。

さて、最初に「目の運動不足」の話はいつ始まるんだ?と思われるかもしれません。前置きが長くなってしまいました(笑)。とくに訴えもなく定期的に来場される方です。最初のテストで全身状態に関連している部分の反応がうっすらと頭部にありました。

他の部分にも多少ありますが、これはこの方がいつも持っているものでこれはそのあとのセッションで動かせばいいとして、やはり頭部が今回は一番のようです。調べてみると頚椎上部の屈曲伸展の動きに異常があって、後頭部右側に硬結のようなものがあります。それを目の動きで調べてみると、ある一定方向に動かしにくい眼球の動きがありました。

どういう風に調べるかはまた勉強会で。

本人も初めて自分の目の動きに気づいたのと、右に動かしたときに目に不快感があるのにも気づきました。そしてそれを意識して動かすと・・・目を動かしただけで、ほかに何にも運動らしい運動はしていなくて、もうだいぶ涼しくなってきているのに、腕などにうっすらと汗をかいています。

つまり、これが③の身体を温める効果も持っているということです。最初の頭部の動きも軽く動くようになり、準備状態が整いました。ここまで約10分。そこを踏まえながら、この方のもともと持っているいろいろな特徴に合わせピラティスのセッションを行っていきました。

5-15分で身体全体のテストや調整など、そんなことができるのか?できます。

でも数値や大きな可動域を基準にしてたら絶対できません。そういうエッセンスを勉強会ではもってかえっていただければと思います。また、IT’S ITO'S PILATES!!!では昨年くらいから、そのエッセンスを凝縮した15分のセッションも受けていただけます。

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