ピラティス・ボディーワークの原則とトレーニングの原則との関係①

さて、お盆が過ぎて、そろそろ9月が見えてきました。暑さもあと少しというところかな?

8月のイベントも終わり、ほっと一息。

今回のイベントでも、新たに、末端の動きというものに注目して、全身の運動というものを考えるセッションも行い、参加者の方々に自分で自分の身体について、実験をしてもらいました。
ヒトの身体の動きというものがいかに精妙にできているかということが実感いただけたのではないでしょうか?

また、今は、こういう末端の動きを含めた運動で、高齢の方々にもセッションを展開中ですが、小さな動きですので、身体への負担・負荷が非常に少ないのにもかかわらず、かなり大きな効果が得られるという実感をたくさんの方々からいただいています。

私は意外と疑り深い性格なので(笑)、これは錯覚とか、あるいは私を喜ばせようとして言ってくれている社交辞令かもとか、いろいろ考えるのですが・・・

社交辞令かどうかはともかく、どうもその効果が、単にその時だけというものではなく、意外に??長続きするということも結構あるので、これは錯覚でもないようです。

さてさて、なぜ、こんな末端の些細な動きに効果があると感じてもらえるのでしょう。

いったいこのボディーワークの効果の根本となるものはなんなのか?

いつも考えています。

たとえば、ピラティスの基本的な動きの決まりごとの中では、特に、手、足、指先、ひじの使い方とか細部に関してはインストラクターの習熟度によってまちまちで、こうしなければならないというのはありません。

たとえば、足であれば、せいぜいポイント(底屈)とかフレックス(背屈)程度です。それぞれ、その末端の肢位がどういう意味を持つかまではほとんど教えてもらえません(あたりまえですが)。

ということは解釈もいろいろできるということです。効果もさまざま。ということで、いろいろな方法論を参考にしながら、実験、実感してもらうことを繰り返しながら、色々なことを考えてきたということです。

ピラティスには、ピラティスの動きの原則があり、他のボディワークに関してもまた別の原則のようなものがあります。

呼吸 集中、正確性、フロー、センタリング、コントロールなどなど。ピラティスの流派によっても、これらをさらに詳細に具体的に意味づけしたものがあります。

ピラティスだけでもこれですから、他のボディワークとなればまだまだ他にも重要なことがたくさんあるのです。

そして原則ですから、必ずそこには意味があります。

次はトレーニングの原則について考えてみます。

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