ランニングコーチや陸上競技コーチ、ストレングスの方々などとの交流について

さて、ようやく本当に春の気配が濃くなってきました。

 

さて私の今後3年くらいのこれからの目標について考えました。

今までの流れとして・・・

陸上中距離選手として日の目を見ようとして必死にトレーニングを積んできた選手時代。これは13歳から始めて30まで現役選手としてやっていたので17年。これは立てた目標には遠く及びませんでした・・・ただのランナーとしては今も走っているので32年。思えば遠くへ来たもんだ・・・

 

選手を続けながら、研究者として運動生理、生化学を学んで、その視点からオーバートレーニングを避け、パフォーマンスを高めるトレーニングを追及した選手時代。これは約5年。

 

そして、選手指導にそれまでのノウハウをつぎ込み指導したした陸上競技のコーチ時代これが約4年。一定の自分の中の評価ではありますが、その時の自分なりの結果は残せたかなとは思ってます。

 

その中で出てきた一般的陸上競技のトレーニングや技術の習得に関するトレーニングの盲点。それを埋める可能性を持つものとしてピラティスに出会い、そして突っ込んで実践し始めたピラティスインストラクターとしての今。このピラティスの実践者としての経験も、ピラティスに出会ったころから数えるともう10年。ピラティスだけでなく、様々なボディワークの方々からもいろいろな教えを受け、自分なりのやり方を発展させてくることができました。本当に感謝していますし、これからもこの交流は大切にしていきたい宝物です。

 

ということで、各段階で、表面上だけでなく、良くも悪くもそれぞれの世界に一定期間以上どっぷりとつかって、実践、文献にも多数あたり、考えを深めてきたつもりです。

また、自分の最も明らかにしたいこと・・・すなわち「パフォーマンスを究極にあげるにはどうすればよいか」、そして目標である、「いつか自分のような、ちょっと素質や頭・精神力の足りなかった選手でも、一流へのきっかけがつかませてやれるようなコーチになりたい」という目標を見失わずに進んできたと・・・これだけは自負しております。

そして今。

 

足りないことは多々あることは十分承知です。しかし人生には限りがあります。若い若いと思っていた自分も、平均的な人で言えばもう折り返し地点。これまで徹底的に実践、研究してきたピラティスを中心としたボディーワーク(まだまだ足りませんが)が、いかに競技現場のトレーニングへ結び付けられるかについて、もっと突っ込んで考える、実際に競技現場でも有機的に活用していただいたり、より有効な方法へ発展させていく・・・という段階にも入ってきたと思っています。(もちろんボディワーカー、あとは運動の指導者としての更なる技術の向上という基礎の上にです。これは大前提です。)

 

そのためには競技現場・トレーニングを主として提供している方々に私のやっているピラティスを含めたボディーワークについて正しく知っていただく・・というか、私がトレーニング現場が本当に必要としているボディーワークについてより深く認識していただく必要があります。

これについての私の考える問題点は3つ。

①実践の不足。まず実践が第一。文献「だけ」などの知識ではまず役に立ちません。実践も1時間や2時間程度やった程度では「よくわからない」・・・わからないまま「こうらしい・・」という結局一般的な文献知識的なものだけが流布することになるというのが関の山かと。そして繰り返すように文献的知識は無に等しいのです。なるべく多く、しかも問題意識をもって実践していただく機会を増やしていただければ・・・身体でボディーワークの原則を理解していただけると思います。

②また競技現場の方々は本当に忙しいというのもよく承知しております。土日の平日もなくやっていらっしゃる方がほとんどではないでしょうか。ですのでご依頼あれば可能な限りこちらからお伺いします。交流を持ってみたいという現場の方、是非交流いたしましょう。

③トレーニングVSボディーワークの図式を提供していると思っているという誤解。・・・競技現場においていわゆるフィジカルトレーニングは絶対必須。これがいらないということはあり得ません。あくまでも別次元でとらえ別次元から取り入れることを提案しています。そして補い合う関係というほうがわかりやすいかもしれません。

いろいろと他にも問題はあるでしょうが、問題をより認識すればそれをまた乗り越えやすくするものです。これは身体の動きにも当てはまります。まず問題を問題と認識できるか否か、そしてその問題が教える側と教えられる側で共通認識ができているか・・・などなどコーチングにおいても重要な示唆となるに違いないと確信しています。

昨年はこれらを乗り越えるその端緒となる講師をご依頼いただきました。NSCAでセミナーをさせていただきました。本当に有り難いお話でした。

http://nsca-japan.typepad.jp/blog/2013/11/ad-911b.html

これがきっかけで、去年暮れから、トレーニング職の方々と少しづつ交流が進んできました。まずは交流から始めましょう。

ボディワークはフィジカルやけが予防だけでなく、メンタルやスキルなど非常に多くのものを結び付ける有効なヒントが多数あります。

ご興味、質問などある方はぜひ、公開、非公開問わずFBでも、このHPからでも、スカイプでも交流を始めてみませんか?

私もゆっくりじっくりとまずはいろいろな方と対話することから取り組んでいきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

ランニングコーチや陸上競技コーチ、ストレングスの方々などとの交流について” に対して2件のコメントがあります。

  1. 藤井隆正 より:

    始めまして!3月30日のコロナでの講演に参加させてもらう予定の、藤井といいます。
    陸上という世界に足を踏み入れて、約1年の新人です。運動という運動はしたことがありませんでしたが、子供(9歳)が陸上教室に、通っていて、イマイチやる気がみられなく、親の頑張っている姿を間近で見れれば、少しは刺激になるかなと思い始めたのがきっかけでした。最初はなかなかやる気のでない子どもにイライラして口を出してしまっていましたが、最近は口を出すのは間違っているなと気づき、見守るようにしています。自分自身は、楽しく走る!!が大前提で走っています。子どもには期待してしまいますが、子供自信の目標、目的がわからないまま、自分の期待をただ押し付けて、もしかしたら、子供の楽しもうと言う気持ちさえも奪っていただけじゃないかと思いました。
    まだ何も知識等無いですが、少しづつ知識をつけて、子供たちに還元できるようになりたく参加させて頂こうと思いました。
    自分の走りの改善がメインかもですけど!笑っ

    1. admin@kureito より:

      藤井様

      コメントありがとうございます。30日楽しみにさせていただきます。

      ジュニア時代の育成方法は非常に難しいものがあります。昨今いろいろなスポーツ教室が存在しますが、特に陸上競技のジュニア時代のトレーニングに関しては、月並みですが、いろいろな運動を「自主的に」楽しみながらたくさんさせて、その中から適性を見極めながら専門種目に移行するというのが一番ではないでしょうか?

      30日で伝えられることはわずかですが、ご参考になるになるよう頑張っていきたいと思います。今後とも是非よろしくお願いいたします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です