バレエダンサーのセッション。

未成年のバレエダンサー2回目のセッション。
私にとってはIt's Ito's Pilates !!!はじまって以来、2人めとなるバレエダンサーのセッションです。私はバレエに関しては素人ですが、やはり基本的な立ち姿勢、歩き方の意識などに、バレエのパフォーマンスも大きく左右されることを再確認しました。脚が上がらない、開かない、うまくバランスが取れないなどいろいろな動きの悩みも、ここでは詳しくは延べませんが、基本の動きのほんの少しの意識の違い、体位の変化で相当の変化がでます。

たしかにこれは、通常の体幹トレーニングや単なる柔軟性の改善ということでは決して得られない動きの感覚だと思います。

中心部、あるいは動きの起動部となるところのほんのミリ単位のズレは末端部あるいは全身のバランスに相当大きな違いが生じるのは想像に難くありません。これはまさに無意識の動きの世界。無意識だからこそ本当...に集中しないとわからないし、ましてや問題意識の薄い未成年となるとさらに難しいものです。本人の向上心なくしてなかなか実感は得られないでしょう。

昨今の情報で体幹の強化にも取り組んでいたそうですが、本人様もいろいろ実践してもやはり解決の感触には至らなかったとのこと。

単にパフォーマンスというだけでなく、競技生活を通じて、息長くバレエを続けるためにも、これは絶対不可欠な意識です。

まだ未成年ということもあり、セッションのコンセプトの理解は難しいかもしれません。また身体の感覚に関しても言葉で説明するのも難しいと思います。しかし今日のセッションで身体で本能的に感じてくれたことを言葉の端々や表情から、私も感じました。

またお母様もおそらく専門的なことは詳しくないようでしたが、私の説明に対しても、お母さまなりの率直な意見や感想をまだまだ言葉の足りない娘さんの状況を聞かせてくださいました。そのお話しを聞くにつけ、いろいろな動きのことに関して娘さんをしっかりと観察されていることが非常によくわかりました。かなり理解をしてくださっているようです。娘さんに対する愛情を感じます。

冬休みの間、しっかりと続けるとのことです。
是非納得できるパフォーマンスにつなげてほしいものです。

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