腕振りの改善
汽車ポッポの動き
ランニングって(ウォーキングもそうですが)、基本的に左右交互のサイクリックな運動です。
その中で、腕ふりもそのサイクルの中で重要な役割があります。
腕ふりのドリルにもいくつか種類がありますが、
よく腕ふりのドリルで両腕交互の汽車ポッポの動きを練習します。
両腕で同時に汽車ポッポはおそらく小さいころに真似した遊んだ記憶がある人は多いと思います。
左右のバランスに差が大きい場合、なかなかうまく動かないことがよくあります。
つまり、そのドリル自体やろうとしてもうまくできないし、下半身にもつながりにくいので、
そのドリル自体を一生懸命に練習してもなぜちゃんと動かないのかを自分で理解しない限り、腕ふりのコツを掴むのは、なかなか難しいのです。
先日もそういう方がいましたが、
その腕ふりを少し評価した結果、降りにくいほうの腕の外側と、その首の辺りに意識の滞りの様な緊張がありました。
その辺りをその場でちょっと撫でたり、つまんだりすると、
降りにくさが一気に改善します。
もちろんもっと深くいけば、その緊張にも、その前に、そのまた原因が存在するわけですが、無意識の部分ですから、単に意識で改善する努力をするってなかなか難しいわけです。
そういう刺激の入力によって初めてその無意識の緊張に気が付くのです。
自分だけで、ずっと練習してて、そのことに自分で気付ける人と、いつまでも気が付かない人がいます。
後者が圧倒的に多いし、気が付くにしても時間もそうとうかかります。
身体の使い方、フォームを効果的に、かつ短期的に改善するのには、その人がどういう意識で動いているのかを見極める人の存在が絶対的に重要です。
特に変えなくてもいいところもありますからね。