正しいピラティス?ってなに?
正しいラジオ体操??正しいピラティス?
日本の国民なら誰でも知っているラジオ体操。
そのラジオ体操のそれぞれの動きもその意味を考えると、一つ一つ、色々な解釈ができます。
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例えば、その一番最初の深呼吸の動きですが、違った見方と意味を与えれば、全く違う運動になります。
これをグループセッションでは、立ってやるとあまりにも難しいため、あおむけの状態でやります。
骨盤の位置、体幹、肩甲骨、上腕骨、指先、頭部すべてがうまく働いていないとできません。
これをちゃんとやれる人は本当に少ないです。
もちろん完璧にできなくてもいいですし、これが正しい動き!ということではありません。
どういう意味付けでやるか?
ということを明確にしていないとただ身体が動いただけになってしまいます。
これが正しいという動きということではありません。
ただそういう設定をして動いてみる。それだけです。
その結果、浮かび上がってくる問題点は何か?
通常、ラジオ体操の一応の形はありますし、これはどういう運動かということは一応存在するけれども、どういう意識をもって細部をどのように考えてやるかは、結構、幅があるものです。
ピラティスのいろいろな種目についても言えます。
ある種目について、力を込めてやる、リラックスさせてやる。
べつにどちらでもまったく構わない。
その動きにどういう意味付けをして、それが目の前のクライアントに対してどういう効果を狙ってやるか?有効か否か?必要か否か?
そこが問題であって、
「正しいピラティスの動き」など、クライアントの課題に対して有効に働かなければ、基本的に「大きなお世話」です。
正しいラジオ体操、正しい筋トレ、正しいストレッチ、正しいピラティス、そんなものは幻想です。