シンスプリント
シンスプリント
シンスプリント気味の選手が来ました。脛骨内側の圧痛と違和感が、身体のいろいろな部分を調べて、動きにくい部分を数か所軽く自動、他動で動かすことで、ほとんどなくなりました。また動かすコツも教えました。
シンスプリントは、特に走り込みや、ジャンプなどの繰り返しによって誘発されて、脛の前側または、後ろ内側(脛骨の内側のふちあたり)が何とも言えない痛みが走ります。
私も現役時代良く悩まされました。
スピード練習や、走り込みをしようと思っても、なかなかできません。無理に走っても痛みのためにフォームも崩れてて、き他の部分に痛みが出てたりしてきます。
これではトレーニングがこなせないだけでなく、やっているトレーニングの効果も半減してしまいます。
寒さも手伝って、これからトレーニング量が増える冬季練習ではこういうことが、いろいろなスポーツの選手でおこってくることでしょう。
対症療法としては痛む部分を走ったあとにしっかり冷やすというのはよく言われることです。
また、原因の一つとして、脛の前側の筋と、後ろ側の筋のバランスの悪さがあげられています。
したがって、前脛骨筋の筋力強化、あるいは足指をしっかり動かすタオルギャザーなどの運動が良いと言われています。
しかしながら、アイシングやマッサージは別として、私の経験上、一つ言えることは、タオルギャザーなどの強化運動の正味の効果として、実際にこれで改善する人がどれくらいいるのかということです。
少なくとも私自身は当時、やってみましたが、これでよくなったという記憶がありません。
同じように激しくトレーニングして、痛くなる人、痛くならない人は何が違うのか?
また、先に上げた改善方法をやってみて、私は良くなりませんでしたが、もしよくなる人がいるとすれば、また何が違うのか?
おそらく、いろいろな要因が見つかるはずです。
この痛みにはこれ!ではなく、根本的な所を観察して、感じて、改善方法を考えることが必要ですね。
トレーニングと痛みにお悩みの方、一緒に考えてみませんか?