普段の何気ない動き

手や手首は言うまでもなく日常からよく使います。使うからこそ、その使い方、動きに偏りが生れるようです。

それはただ使い方が悪いのか、あるいは重心や下半身など、ほかに原因があるのか、あるいはその複合的な組み合わせなのかは人それぞれのようです。また見た目は同じ動きであってもどこに意識をもって動かしているのかによってもその運動の意味は異なったものになります。

その偏りは肩甲帯、胸椎、首など様々なところに影響を及ぼしています。さらに体幹の使い方などにも当然影響があります。肩こりや首こりなどはいうまでもなく、無意識に引き起こされている潜在的なその人の問題が非常によくわかります。

したがって、スポーツ選手もそうですが、特に一般の人々の場合、単にトレーニング的考え方の筋力不足という考え方は、ほとんどの場合、当てはまらないことが多いと思います。それを知ってトレーニングを行うのとそうでないのとでは雲泥の差が出ます。

しっかり観察すると、ピラティスの決まった形の動作だけでなく、ただ腕を頭上に挙げる動作や前に手を出す動作など、日常動作に明確に現れます。

一般人、アスリートにかかわらず、自分の身体やその動きになんとなく違和感、不快感のある人は是非、自分の普段の何気ない動作の意味、動いている感じに目を向けていただくと、全くあたらしい世界がひらけるのではないでしょうか?

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