呼吸・重心・姿勢
当たり前のことですが、スポーツをする誰もがこのことの重要性を認めながら、実は最も手が付けられることのない難しい問題。
「良い姿勢」の考え方に関しては誤解も多い。
なぜなら、絶対的な「正しい」という事がないからです。
「正しい姿勢」、「正しい動き」「正しい体の使い方」というのは幻想なんだと思うようになりました。
重心にしても、単に、例えば横から見て、耳垂・肩峰・大転子・・・・と垂直に並んでいれば正しいというものではありません。
さらにある神経学者は「動き」とは「姿勢の連続体」だと定義しました。
ゆえに指導者泣かせの問題でもあります。
まずはやってみなければ始まりません。
やってみても、感じて、認めなければ始まりません。
理屈をどうこねようと、目の前、自分自身の身体に起こっている事を認めなければ何も始まらないのです。
ただ、ほんの少し、一部でも、認めたとたん・・
あれ??っと気分がよくなったり、動きが軽くなる、疲れにくくなる、痛みや不快感があっという間に軽減するなんてことはよくあることです。
このことに、派手な動きやアクション、図抜けた柔軟性や、振り付けなどは全く不要です。また運動のバリエーションもさほど意味がありません。