特定の動作の改善には、その動作以前の問題に目を向けることも大切
2025年があっという間に終わり、2026年が明けたとおもったら、もう3月。確定申告も先日終わってほっと一息。人生は本当に短いと感じる今日この頃。
出張また、出張、新たな仕事も加わってのスケジュール管理、新しい土地での仕事のやり方を模索する日々と健康管理、家族のこと、毎年の会計管理に追われていましたが、ようやく振り返って、ブログ記事でも書こうかという気分になりました。
そういう意味では、神戸に移転して来てからそろそろ丸2年。昨年の秋ごろから小さな体調不良があったりして、それらもその時の混乱もまだまだ影響していたんだなと今改めて思います。
そしてここ最近の目新しいことといえば、2月の沖縄出張と、マシンピラティスのスタジオでの業務委託の仕事が丸一年過ぎたことですね。
まず、沖縄出張。
なんと人生初の沖縄でしたが、仕事としては例によって、声楽リトリートの帯同です。場所は、那覇の中心部から車で1時間半くらい、名護市の海沿いのコテージ。まわりは静かで、3日間まさに声楽三昧でした。
声楽の堀江秀一先生のいつもの生徒さん達に加え、沖縄の生徒さんも何人か来られました。
初めてお会いする沖縄の生徒さんのお一人に、婦人科系の大病の経験を経て、また歌を気持ちよく歌いたいと、声楽を始めて、このリトリートに参加された方がいらっしゃいました。
最近では私も、声楽での動きや技術、そして声の評価の観察も素人ながらだいぶん詳しくなってきていて、
とくに初心者段階の方の声は、本当に簡単に言えば、やはり声帯の部分だけの音で全身の動きとの協調や、身体からの響きが薄いのと、声を出すのがつらそうになっていることが多いのですが、この方も例にもれず、そういう感じでした。
声を出す出所は、基本頭部、そして上半身ですが、簡単にそこらへんの動きを調整しただけでは少し楽になるものの、それほど変わりません。観察範囲を全身に広げるとやはり、重心と骨盤回りで、先に言った婦人科系の病気の痕跡もすくなからず影響しているようでした。
それでも1-2分程度の調整で、もう一度歌を再開してみると、ワンフレーズも歌わないうちに、ご自分の声に楽にきれいに出せたことに本人がびっくりして、その驚きと感動で、涙で歌えない状態になりました。
私もちょっとびっくりしましたが、かつて数年前に有馬で、私自身初めて声楽のリトリートでコラボさせてもらった時の感動を思い出しました。
その時は30代くらいの男性でしたが、その方の声を聴いて、少し声が弱弱しい感じがして、少し観察していると左足が氣になりました。そこを意識して動かすように指導させてもらって、歌ってみると、周囲の方々が声の振動を感じるほど変化したことがありました。
後で聞いた本人の談によれば、その方は子どもの頃に足の骨がどんどん悪くなる難病になった経験があり、現在では奇跡的に回復して、全く問題なくはなっていたのですが、やはり歌というあまり関係がなさそうな活動にとってもその影響から完全には抜け切れていない状況だったという例でした。
つまるところ、ある病気やケガが治癒したということと、その影響から完全に自由になるということは全く別物なんだなということがわかりますし、そしてその影響の正体は一体何なのかというと、それは基本的にはわかりませんが、おそらくそれは肉体と結びついていながら、本体はそれに属するものではない可能性が大いにあります。
何か動きを改善したいという時、いや、どんな活動をするにも、こういった大病や大けがなどに限らず、ありとあらゆる人生での出来事、宇宙での出来事さえもが影響する可能性があると考えると、人間の身体がますますわからなくなり(笑)、迷路に入り込みますが、人間の身体って偉大だな、奥が深いと思います。

